四十路ゆく道

アラフォー独身女のひとりごと

私の恋愛遍歴 その2

恋愛遍歴その1の続きです。

26歳前半 〜旦那の裏切りと別居〜

結婚する前から旦那は、友人に勧められFXを始めていました。

私は全く興味がなかったのでFXについて何も聞かず、「ほどほどにね。」とだけ伝えていました。

 

スーパー勤務の旦那はいつも朝6時には家を出て、17時には帰ってきます。

私は百貨店なのでスーパーより朝は遅め、お昼から仕事に行って21時ごろ帰宅する生活でした。

旦那が出勤する時には私はまだベットの中、帰宅は常に旦那より遅い時間。

その日は旦那が出勤で私はお休みの日。

たまたま郵便受けをのぞいたら旧姓の私宛にハガキ届いていました。

いつもは郵便受けを見ても、帰宅の早い旦那が回収した後なので空っぽです。

なので郵便受けを見る習慣がなかった私ですが、この日はたまたまふと見たんです。

よくある請求書のハガキのように中が見えない仕様になっているけど、印刷された送り主は住所の記載はあるけど会社名がない。

気味が悪い…

開けてみると、送り主はアコムでした。

元金50万弱、月々の返済が遅れているので至急振込するようにという内容。

全く身に覚えがないので、記載してある電話番号にすぐに確認してみました。

◯月◯日にインターネットから申込をしていること。

私名義の口座に50万円振込がされていること。

アコムのカードが自宅に送られて、すでに受取済みになっていること。

申込書が既に返送されていて、そこには捺印と免許証のコピーが添付されていること。

他の詳細まではさすがに覚えていませんが、やけに声の高いオペレーターだったことは覚えています。

何かの間違いでは?と何度も聞き返しました。

が、返済が遅れているリボ払い3万円分の入金を早くしろと言われるばかり。

ひとまず電話を切って、放心状態が続きます。

 

申込日を振り返ると通常通り出勤をしていた日。

振込された口座は当時ほとんど使っていなかった口座で、結婚した時も名義変更をすることすら忘れていたもの。

キャッシュカードや印鑑は引き出しにしまっていたはず…

慌てて引き出しを見ましたが、印鑑はあったけどキャッシュカードは見当たらない。

暗証番号を教えた記憶はありませんでしたが、当時の私は稚拙にも手帳に暗証番号やパスワードの類を書き留めていたんです。

免許証だって私の隙をついて、近くのコンビニでコピーをして戻ってきても10分足らずでできる。

心底疑いたくない。

だけど、そんなことできるのは一人しかいない。

旦那だけだ。

涙が溢れ、気が狂いそうでした。

問い詰めることは怖いけど、何もなかったことになんて絶対できない。

シラを切られてさらにダメージが大きくなるのも嫌だ。

涙を拭いて、証拠を探すことにしました。

旦那は荷物が少ないので、隠す場所も限られているはず。

普段よく使っている机の引き出し、本棚、クローゼットの中など徹底的に。

一番奥にしまってあったはずのスーツケースが、いつもより手前にあったことに気づいて確信する。

鍵はさっき見た引き出しに入っていたことを確認済、恐る恐る開けてみました。

…借金の契約書が何枚も出てきました。

旦那名義のものが5枚、私名義のアコムが1枚。

さらには督促状まで。

 

時間を忘れ、契約書や督促状を見ていたら旦那が帰ってきました。

部屋のドアを開けた途端、その場に佇む旦那。

何も言ってこないので「どうゆうこと?」と聞くと、突然に土下座されました。

「本当に申し訳ないと思ってる。何度も言おうとしていたんだけど…」と泣きながら。

自分の心を落ち着かせるために、とりあえず話を聞いてみることにした。

FXで最初かなり儲けが出せたので、もっと稼げると思って資金を増やすために借金をしたこと。

借金をした途端、マイナスが大きくなってしまってさらに借金を重ねたこと。

借入先がなくなって私の名義を使ったこと。

海外挙式を楽しみにしている私には、どうしても言えなかったこと。

 

返す言葉が見つからなかった。

少し考えたいとだけ伝え、数日分の荷物だけ持って家を出ることにしました。

今日はこのままホテルへ泊まろう。

 

借金が発覚した日から3日ほどホテルに泊まりました。

誰にも言えず、食事も喉を通らない。

出勤こそはしてましたが、ちゃんと働けていたかどうかは記憶がありません。

旦那からはメールや着信が来ていたけど全て無視。

お金も勿体無いし、着替えも欲しい。

旦那が出勤しているであろうタイミングを見計らって、一度家に帰ることにしました。

予想通り、旦那は不在。

テーブルには置き手紙が置いてありました。

「本当にごめん。ちゃんと話したい。愛してるし失いたくない。」

涙が止まらなくなりました。

その日は午後から出勤の予定でしたが、とても行ける状態にはなれませんでした。

体調が悪いからお休みすると連絡をして、ひたすら泣きました。

泣き疲れてふと思った。

とにかく今は一緒に暮らしたくない。

もう信じられない。

頭を冷やすためにも離れたい。

 

気持ちはすぐにでも引越しをしたかったですが、一旦家具家電付きのウィークリーマンションを借りることにしました。

実家に帰ることも考えましたが、親に理由を聞かれることが何よりも嫌でした。

今日すぐに入居できるところを探すと、幸運にも勤務先近くのレオパレスに空きがありました。

そこからは早かったです。

荷物を簡単にまとめて、レオパレスへ行って契約。

ウイークリーマンションは決して安くはないけど、ホテルに泊まるよりは安い。

こうして別居がスタートしました。