四十路ゆく道

アラフォー独身女のひとりごと

私の恋愛遍歴 その7

最近パパ活は小休止中の私です。

パパ活ネタがないとなると、書けることは自分のことのみ。

今回は、恋愛遍歴6の続きを書いていこうと思います。

 

30歳 〜新しい生活〜

久々の恋の予感??

前回、前職の後輩(Nくん)よりデート?の誘いを受けました。

早々にNくんから日程調整の連絡が来て、2人で出かけることが決定。

Nくんは大型二輪の免許を持ってる程のバイク好きで、近場をバイクで出かけようとのこと。

私、バイクの後ろに乗ったことありません。

密着しそうだし、どうしよう…。

でも気心知れたNくんだし、久々の異性とのお出かけ。

楽しんだっていいんじゃないかな…そう思いOKすることにした。

「想像以上に冷えるから、暖かくして来てくださいね!」とNくんは嬉しそうでした。

 

お出かけ当日、私の家までNくんは迎えに来てくれました。

バイクに全然興味がない私ですが、大型バイクって想像以上に大きい💦

早速ヘルメットを渡されたけど、付け方がわからない笑

困っていると、Nくんがさりげなくベルトを着けてくれました。

普段より距離が近くて恥ずかしい…😅

いざ乗ってみると、目線が高くてなんだか気持ちいい。

手はどうしたらいいんだろう…。

「後ろに掴まるところがあるけど、慣れるまで不安だったら自分に掴まってください。」とNくん。

ちょっと抵抗?緊張するけど、不安なので素直にNくんの腰に掴まることにした。

いざ!出発!!

 

Nくんはゆっくりと出発してくれたけど、加速するにつれて風速がすごい。

まるで安全ベルトなしのジェットコースター。

感情表現があまり得意ではない私ですが、思わず「うわー」とか「きゃー」と悲鳴が思わず出ちゃう。

右左折、カーブ…曲がる時が怖い!倒れないのかな?と心配になってしまう。

後ろのバーに掴まる余裕なんて一切なくて、Nくんの腰にしがみつく。

どこ行くかを聞いてなかったけど、聞く余裕は一切ありません。

Nくんは手慣れた運転でどんどん進んでいく。

 

目が回るような感覚のまま、ようやく着いたところは近場のダム湖でした。

バイクを降りた私はもうボロボロ。

風で目はしょぼしょぼ、多分メイクも落ちているだろう。

地面に足を付けるとホッと一安心、思わず近くの縁石に座り込んだ。

Nくんは「大丈夫ですか?寒くない?」と心配してくれた。

「何とか生きてる。バイクってすごいね…。」と余裕のない私。

「まがりんさん(私)、めっちゃ叫んでましたね笑」としたり顔のNくん。

悔しいけど、「怖かったんだもん。初めてなんだから仕方ないじゃないー!」と返す。

Nくんは「ごめんごめん。いつも冷静なまがりんさんだからつい…笑」だって💦

 

そのまま2人で付近を散歩しました。

百貨店のこと、私の新しい仕事のこと、Nくんの以前の恋愛のことを色々と話します。

Nくんは元後輩だし旦那のことも全て知っているので、気兼ねもなく全てを話せる相手。

一緒にいてすごく楽だったので、素直に「Nくんと居ると本当に楽。」と伝えました。

「それは良かった。俺はまがりんさんのこと好きだけどねー。」とサラッと返してくるNくん。

思わず「ん??」と聞き返す私。

「そのままの意味だよ、もちろん異性として。気づいてるのかと思ってた。」とNくん。

私は何と言っていいかわからず、「気づいているようないないような…だったけど。」と。

「白状すると最初からいいなと思ってたよ。いつも優しく教えてくれて、後輩だけど対等に扱ってくれたし。でも結婚してたから考えないようにしてたけど、いつも気にかけちゃう自分がいてさ💦」とNくんは言う。

続けて「今だから言える話だけど、旦那さんの件で急にまがりんさんの様子が変わったから、心配になって思わず声かけちゃったんだ。迷惑だったらごめんね。」とのこと。

返す言葉が見つからない。

素直に嬉しい気持ちは大きいけど、少し困惑している自分。

彼は私のこと好きなんじゃ?とは薄々勘付いていた。

私も彼に好意は持っている…だから今日も楽しみだった。

でもそれは異性として?友達感覚??

今すぐに回答はできなかった。

「今はまだビックリしてる気持ちが大きいから、少し考えさせてもらってもいいかな?」

と伝えた。

Nくんは「もちろんです。色々あったし落ち着いたらでいいですよ。ただ男として見られてないなと思ってたので、一応伝えたかっただけだから。」と。

 

帰り道、彼の腰に掴まることに少し気が引けた。

もう慣れたと思って最初は後ろのバーに掴まってみたけど、やっぱり怖くて無理だった💦

結局、Nくんの腰に掴まりながら帰ってきました。

私の家の前に到着。

Nくんは「また2人で出かけたい」と言ってくれた。

私はまだ不確かな想いを心の中に潜め、予定を確認する。

次のデート?の日程がサラッと決まって、Nくんにお礼を言って家に入る。

 

家に帰り着いて、Nくんのことを考えてみた。

ずっと後輩として見てたから、まだ「好き」とは思えない。

彼とキスをしたり、その先の想像がつかなかった。

だけど本当に優しい人だ。

旦那のことがあってから、あまり人を信用することができない私。

人に対して裏があるのかな?と常に考えてしまう。

おそらくNくんには裏がない。

新たな人生を踏み出すには、信頼できるNくんはアリだと思う。

Nくんは一緒にいて本当に楽だし、何となくウマが合う。

話すタイミングとか、考え方とか。

とりあえず次のお出かけの時に、また考えよう。

 

Nくんとの2回目のお出かけはドライブ。

色々話したいという私の意見を汲み取って、Nくんが提案してくれたことです。

Nくんのことを散々考え、でも嫌な感情はなかった私。

Nくんに「まだ好きと言える感情はないけど、お互い知っていけたらと思ってるよ。」と伝えました。

Nくんは嬉しそうに私の手を握ってくる。

「じゃあ俺頑張ります!笑」とのこと。

握られた手は少し汗ばんでいたけど、可愛くて嫌じゃなかった。

思わず握り返すと、倍以上の力でギュッとされる。

そんなことでお互い顔を見合わせて微笑む。

久々に幸せな時間。

こんな関係が続けばいいな…と思いました。

 

新しい仕事

恋愛遍歴なのに仕事の話は違うかなと思いますが、書かないと状況が伝わらない💦

なので…一応書いておきます。

 

私が再就職した先は飲食店です。

和食懐石のコース料理がメインのお店で、一番安いコースでも4.000円。

その次のコースは7.000円、9.000円と割と高級なお店です。

従業員は基本的に着物着用。

個室が売りで宴会場もある、席数170名入る大型店です。

 

私はフロント所属で業務内容は、主にお客さまのご案内とお会計がメイン。

それに電話受付と予約管理です。

混雑時は時間ごとにお客さまを入れ替える「回転」をするので、清掃係にインカムで指示を出すという司令塔。

通し営業なので土日は2時間制を用いて、最終20時入店まで1日MAXで4回転できるこのお店。

入社してすぐに、フロントの長として現場を回せと言われました。

フロント社員はほとんど20代前半の若い子。

年齢と経験を考慮してのことだと思いますが、慣れない中司令塔になるのは厳しい現実。

 

私が勤めていたお店は住宅街にあったので、子供のお祝いの行事の時が繁忙期。

七五三に初節句、入学や卒業祝いなどが多く、はたまた接待や結婚の顔合わせにも、よく利用されていました。

そんなお店ですが、飲食店でよくある「みなし残業」が給料に組み込まれているという給与形態。

一応ボーナスはあるけど、給与は決して高くありません。

サービス業の飲食店あるあるです。

月8日の休日は取れるけど、土日は冠婚葬祭などのよっぽどの理由がないと休みはもらえない。

入社直後は着物に着替える時間も踏まえ、出勤の30分前には出社する。

営業時間中は高級な見た目に反して、バックヤードは皆駆け回ってバタバタ。

私はフロント所属でしたが、忙しい時はホールの仕事も手伝わざるをおえない。

そのため、次の日のための準備すらできない。

ようやく営業が終わって自分の仕事ができる始末。

「みなし残業」なので残業代は出ないことは承知。

でも今やっておかないと明日死ぬ…。

そんな想いで、終電間際まで残って段取りをする。

帰宅する時には、疲弊し切っていた日々を送っていました。

ここに就職したことを後悔する暇すら無く、家に帰るとバタンキューとその言葉通りでした。

 

休みの日は家の掃除と洗濯に加えて、まとめて料理をし、次の休みまで生活できるようにストックしておく。

休みの日は少しでも寝たい、回復に努めないと頭も体も動かせない。

そんな生活が始まるとは、入社前は全く想像していませんでした。

 

 

Nくんとの2回のデートは、この飲食店に就任する前の話。

有休消化中、退職日待ちで暇を持て余していました。

今思えばNくんは、色々な場面でのタイミングが本当に良い。

 

恋愛遍歴編の次回は、急に忙しくなってしまった女と、それでも待つ男のことを書きたいと思っています。