四十路ゆく道

アラフォー独身女のひとりごと

私の恋愛遍歴 その3

恋愛遍歴その2の続きです。

自分が望んで書き始めたはずなのに、決していい思い出ではないから恋愛遍歴編は書いてて疲れる…😞

多分読んでくださってる方も面白くないだろうなと思います。

単なるエゴで書いてます。すみません💦

26歳後半 〜決別と思いがけない優しさ〜

話し合い

別居から1週間。

なんとか別居することはできたものの、ウィークリーマンションは高額です。

私名義で借りられていた借金のこともあるし、今は無駄遣いしてる場合ではない。

顔を見るのも嫌だけど旦那と一度話さなくちゃ…少しずつ冷静になってきました。

家を飛び出してから2週間後、ようやく旦那にメールをしました。

「一度話し合いをしたいので、日程を教えてください。」

今考えればですが、旦那は私の勤務先を知っていたので連絡することも、直接来ることもできたはず…でも連絡してきたのは私の携帯のみでした。

おそらく怖かったんだなと思うけど、彼にとってはその程度だったんだろうな。

平気で人の名義で借金をできる人だったんだから。

 

数日後、お互い休みの日に話し合いをすることが決まりました。

久々に帰った家は少し荒れていたような記憶があります。

旦那は少し痩せたみたい、最初私と目を合わせようとしませんでした。

理由や言い訳はもう聞きたくなかったので、これからどうするつもりなのか聞きました。

旦那はまず謝罪をし、

私名義で借りた分はすぐにでも返す、自分の借金は少しずつにはなるけど返していきたい。

私のことを本当に愛してるから1日も早く戻ってきてほしい。

海外挙式は今すぐにはできないけど必ずするから。

と言ってきました。

私が聞きたかった言葉は一つもなかった。

どうしてこの人はこんな状況になっても気づかないのだろう…

普通だったら「FXやめる」が出てくるはずでしょう??

同棲中も贅沢な暮らしはしていないけど、生活に困ったことは一切ない。

出かける時はいつも多めに出してくれてたし、生活費も彼が6割負担してくれていた。

以前からギャンブル(スロット)が好きなのは知ってました。

あくまでも自分の範疇でやってると思ってた。

この人、ダメだ。

冷たいかもしれないけど、そう思ってしまいました。

離婚しよう。

思わず言葉に出ていた。

旦那は泣き崩れて謝ってきたけど、きっと気持ちは変わらない。

「離婚届送るから」と言って帰ろうとしたら、急に後ろから抱きしめられた。

悪寒がして、思わず振り払ってしまう。

生理的嫌悪が生まれてしまったら、もう修復できない。

「荷物は後日取りに来るから」と言って家を出ました。

 

話し合い中は一切泣かなかったのに、家を出たら涙が止まらない。

情けなくて、悲しくて。

愛してたから結婚したし、信頼していたのに。

今日一人になれる家があって本当によかった。

思い切り泣きました。

 

後輩の優しさ

あんなにあっさり決意したはずなのに、親にも友達にも中々伝えることができずにいました。

休みの日は「離婚届をもらいに行かなきゃ」と思いつつも体が動かず、昼間から部屋でお酒を飲む日々。

仕事をしている時だけは色々なことを忘れられたので、仕事だけは頑張っていたように思います。

そんな私を見て、契約社員から準社員にならないかと上司が声をかけてくれました。

これから一人で生きていくことになったわけだから、安定した収入はあった方がいいと思い面接を受けてみることにしました。

意外なことにあっさりと合格。

準社員は店舗移動があるけど、ボーナスもある。

3年勤めると正社員への試験も受けることができる。

大手百貨店だったので、正社員になるとボーナスが跳ね上がります。

仕事に生きていこうかな…なんて考えていました。

 

そんなある日の仕事終わり、同じ部署の後輩男子の一人から急に飲みに誘われました。

彼は私の後に入社してきた3歳歳下、喫煙所でよく話す程度の仲です。

突然で驚きましたが、どうせ家に帰っても一人で飲むだけだし…。

お誘いに乗ることにしました。

乾杯して「突然どうしたの?なんかあった?」と聞くと、

「なんかあったのはまがりんさんじゃないですか?最近元気ないですよ。」と言われました。

思っていなかった指摘に驚いて、何も言えませんでした。

「入社して一番優しく教えてくれたのまがりんさんだったんですよ。今も優しいけど最近なんか元気ないなと思ってたんで、今日誘っちゃいました。」

彼に対して優しくした記憶は全くなかったんですが、3歳歳下だから他の方よりも少し砕けて接していたのは事実。

旦那の件があってから、友人と会うのすら避けていた私。

思いがけない優しさに触れて、思わず泣いてしまいました。

突然泣き出した私を見て、驚く後輩。

「すみません。余計なこと言っちゃいました?話したくなければいいんです💦」

本当は誰かにずっと話したかった。

聞いて欲しかった。

そんな想いが溢れて、少しずつ旦那のことを話してしまう。

彼があくまで職場だけの繋がりだったから、話しやすかったのかもしれません。

彼は歳下なのに、じっくりと何も言わずに話を聞いてくれた。

一通り話終わると「本当にひどいですね…」の一言だけ、そんなところも何だか心地よかった。

誰かにようやく話せたからか、塞いだ気持ちが少しスッキリ。

「いきなり泣いて、こんな重い話をして本当にごめん。でも今日聞いてもらって本当に助かった。誘ってくれて本当にありがとう。」と伝えた。

彼は「まがりんさん明日休みですよね?今日は飲みましょう!」と言って、一つも頼んでなかった料理を注文し始めた。

私が明日休みなことまで考慮して誘ってくれたみたい。

すごくいい子だなぁと思った。

その日はお互い結構飲んで、職場の人の悪口や仕事の愚痴で盛り上がった。

帰り際に「今日は久々に本当に楽しかった。ありがとう。」と言うと、「俺も楽しかったです。何かあればいつでも聞きますから!」と言ってくれた。

 

アメフト部のマネージャーだったから割と男友達が多い私。

女友達と話すのも楽しいけど、男特有のサバサバ感も楽しい。

年下で職場の話ができる彼は、まるで部活の後輩男子のようで気が楽だ。

ずっと塞いだ気分だったけど、彼のおかげで前に進まなきゃと思えた。

明日は離婚届を取りに行って、旦那に郵送しよう。

親や友達にもちゃんと話そう。

そう思えた夜でした。