四十路ゆく道

アラフォー独身女のひとりごと

私の恋愛遍歴 その8

私の恋愛遍歴もようやく30代に入りました。

28歳〜32歳の間、周囲は皆どんどん結婚していく。

そんな中、既にバツイチの私は蚊帳の外にいたような気がします。

この頃ちゃんと恋愛を頑張っていたら、今の人生は大きく変わっていたかもしれない。

結婚して、出産して、子育てをしていたかもしれない。

だけど人生に、「たられば」なんてものはない。

今の生活は決して楽しいものではないけど、そこまで後悔ありません。

こうして大して面白くないけど、好き勝手に書けるこのブログを書く時間が取れる。

収入は安定しないけど、大好きな猫たちと暮らせてる。

気分転換したい時は、近くの海を散歩してリフレッシュできる。

バイト先でも、バイトのくせに割と自由にやらせてもらえてる。

体調面や精神面で辛いけど、引っ越しを完了することで解決できる気がする。

前置きが長くなりました💦

花の30代をどう過ごしていたか、今回はそんな話になります。

 

31歳 〜半同棲と多忙な日々〜

〜Nくんとの半同棲生活〜

Nくんとのお付き合いは極めて順調でした。

休みは近場へお出かけしたり、私の家でまったりしたり。

お付き合いが始まって1ヶ月ほど経つ頃には、忙しい私に会うために週4.5ペースで泊まりにくるNくん。

慣れない仕事で疲れているけど、Nくんの顔を見ると疲れが和らぎました。

遅く帰ってくる私にお惣菜を買って用意してくれたり、仕事の愚痴も嫌がらず聞いてくれる。

愛されている実感を持てるから、私も自然とNくんに優しくなれる。

もちろん喧嘩をすることもあったけど、お互いにちゃんと話し合って解決しようとする。

そんないい関係でした。

 

Nくんとのお付き合いが始まってちょうど半年を迎える頃、私の家の契約更新と同時期でした。

今の家は相変わらずレオパレス、手狭だしもう少し職場に近いところがいい。

ほぼうちに泊まっているNくんはどう考えているんだろう…。

本格的に同棲したいと思ってないかな?

事情を話してNくんに聞いてみました。

Nくんは「将来のことも考えて、まがりん(私)と一緒に住みたい。」と言ってくれた。

「ん…?将来のこと?」と思わず聞き返してしまう私。

「ずっと一緒に居たいと思ってるから今すぐではないけど、いつか結婚したいと思ってる。」とのこと。

元旦那の件で結婚に希望を持てない私。

このまま同棲で一緒に居るだけで充分なのにな…心の中ではそう思ってた。

当時のNくんは28歳、イケメンではないけどとても優しい。

百貨店の仕事も順調、女性が多い百貨店では男性社員は自然と役職に就くのが早い。

普通の女子なら羨むようないい物件。

瞬時に打算して「そうだね。まずは一緒に住もうか。」と答えた。

私の答えに嬉しそうなNくん。

家はお互いの職場の中間地点、家賃は少し高くなったけど折半だから今より安い。

家具家電必要なものを揃えるのに少しお金がかかったけど、今の家より広くて快適。

こうしてNくんとの同棲生活がスタートしました。

 

飲食店勤務の過酷な実態

接客業は長いけど、バイトを除いて飲食店で正式に働くのは初めての私。

実際に働いてみると、面接時に聞いた内容とは雲泥の差。

最初の頃はまだマシでしたが私が入社後数ヶ月経つと、人事異動や退職で急遽人員不足になりました。

とにかく忙しい💦

朝から晩までバタバタ走り回るような日々です。

 

年齢を考慮すると決して高いとは言えない基本給。

約20万の固定給にみなし残業代が約4万円、手当を足してもせいぜい25万円。

そこから税金、保険などが引かれると手取りは約21万円前後でした。

シフトは早番が10:30〜21:00、遅番が12:00〜22:30で、通しの日もあります。

休憩時間は昼1時間、夕方30分の合計1時間半という規定、そのため拘束時間が長い。

さらに言うと、休憩時間も日によってまちまち。

2時間取れる日もあれば、全く取れない日もあり。

恋愛遍歴その7でも書きましたが、とにかくネックなのが「みなし残業」です。

私の勤めていたお店は、30時間のみなし残業代が組み込まれている給与形態でした。

そもそもタイムカードがない会社。

30時間を優に超える残業をしているけど、証明することができない。

ブラックです…

ただただ忙しすぎて、日々を過ごすので精一杯。

余計なことを考える時間が取れない。

そんな生活なのでブラックだと気づくまで、約半年かかりました💦

 

同僚の女性は高卒で入社した若いメンバーが多く、男性はずっと飲食業の方が多かったです。

他の業種を知らないから、皆これが当たり前と思っているようでした。

雑談する暇すらあまりない環境なので、お互いを知る時間がそもそもない。

ただ、同じ戦場で戦う同志のような感覚だけはありました。

早く終わった日は一杯だけ飲みに行って帰ったり、次の日休みの時は深夜まで飲み明かすことも。

男性社員は同年代が多かったけど、事務を除けば現場の女性社員では私が最年長。

気づけば若手社員からは「姉さん」とか呼ばれちゃう始末、まぁ慕ってくれてると思うと悪い気はしない😅

男性社員とは本当に同士の感覚で、男友達というより戦友…笑。

異性と意識することは一切なかったです。

 

すれ違いの日々

ほぼ毎日深夜に帰宅する私に対して、Nくんの帰宅時間は19時〜遅くても22時。

同棲当初はいつも起きて待っていてくれました。

朝は7時に起きて出社するNくん。

さすがに申し訳ないので、「先に寝てていいよ。」と伝えました。

数ヶ月経つ頃には、私の帰宅時にNくんは寝ているか、寝る寸前の状態。

夕飯を一緒に食べることもできない。

朝は日によって同じ時間帯に起きるけど、お互い準備にバタバタで会話する暇がない。

私は曜日固定の休みでNくんはシフト制。

イベント等がなければ、Nくんが私のシフトに合わせて休みを取ってくれていました。

休みはゆっくり寝て家事をしたい私に対して、たまには出かけたいNくん。

当然すれ違いが生まれます。

「Nくんの気持ちはわかる、でも本当に疲れてるの。本当にごめん。」

このセリフ、何度言ったかわかりません。

そう言われるとNくんも「わかった。仕方ないね。」としか言えなかったんだろうなと今は思う。

家事は分担まではいかないけど、割と協力的だったNくん。

忙しい私を思って、実家では一度もしたことない料理を勉強して作ってくれる時もしばしば。

本当に優しい人です。

飲食店と百貨店とお互いサービス業なので、閑散期に1週間程度の長期休暇が年に数回取得できました。

せめてそこだけはなんとか日程を擦り合わせて、旅行に出かけて日々の溝を埋める。

そんな生活でしたが、一緒に住んでいたから私たちの関係は成り立っていたと思います。

寝るタイミングは違えど、同じ布団で寝ることができる。

朝起きた時に相手が横にいる安心感。

時間こそすれ違ってはいたけど、心は通じ合ってる。

それだけが忙しい生活の糧になっていた気がします。

とある出来事が起こるまでは…。

 

次回の恋愛遍歴編はそんな同棲生活に起きた一つの出来事によって、変化する2人のことを書く予定です。

乞うご期待!笑