四十路ゆく道

アラフォー独身女のひとりごと

パパ活:Kさん編㉓ 〜Kさんの本音〜

パパ活スタート当初から、ずっと継続しているKさんとの関係。

何度も書いていますが、Kさんは本当に忙しい人です。

仕事が生き甲斐で、自分の会社のことを何よりも大切に考えている人。

私が今まで出会ってきた人の中に、そんな人はいませんでした。

だから、Kさんの生き方や考え方には理解できない部分がかなりあります。

これはどうやっても埋まらない溝。

仕方のないこと。

そう割り切れれば一番いい。

頭の中ではわかっているけど、心は中々そうはいきません。

Kさんのリスケやキャンセルは、全然なくならない。

前回のデートの後も、翌週の約束はKさんが予定を勘違いしていたためキャンセル、次の週はリスケと続きました。

以前と違い、Kさんのお手当は全く期待していない私。

お金の面はどうでもいい。

ただ予定を空けているこちらとしては、毎回軽くあしらわれるとやっぱり嫌な気持ちになります。

リスケを希望された日は、翌朝早くから仕事がある日。

Kさんはこちらの都合は微塵も考えていない、きっと会えなきゃ会えないで仕方ないと思っているんでしょう。

守れないなら約束なんてしなきゃいいのに。

ウンザリ。

その一言です。

 

順調に感じていた期間は、約1ヶ月間。

会えば楽しく過ごせるけど、それはあくまで予定通りに会えればの話。

毎晩のようにくれていた電話も、出張が続けば自然になくなる。

結局1ヶ月後には同じことを繰り返す、Kさんってそんな人です。

私の気持ちを何度伝えても、変わらない。

諦めて私が歩み寄るしかない。

だけど最近の私は、そこまでしてKさんに寛大になれない。

前回、感じた不満があるから。

どうしても、一言言ってやりたくなってしまう。

相手に伝えることって、すごく労力を使うこと。

嫌な気持ちを我慢できれば、そんな労力を払う必要もない。

だけど、我慢できない。

ずっとうんざりしながら続けるなんてしたくないし、できない。

そんな想いが積もり積もって、Kさんに伝えることにしました。

 

まず電話をしたけど、でない。

つい先ほどリスケの連絡があったばかりなのに。

自分が言いたいことを言ったら、連絡ってそれで終わりなんでしょうか。

そんなところにも腹が立つ。

電話を待ってるのも馬鹿らしいし、仕方なくラインで伝えることにしました。

伝えた内容をまとめると…

・毎度のリスケ・キャンセルは嫌な気持ちになることを理解してほしい。

・私なりにスケジュールを立てて行動してるので、急な変更は極力望ましくない。

・優先順位が低いのは仕方ないけど、フォローくらいあってもいいと思う。

・こうゆう話を面倒に思うのなら、お互いストレスだからやめることも検討した方がいい。

と言う内容です。

前回揉めた時と大筋は変わってない。

結局、ダメなのかな…。

返信を待つけど、きっと返ってこないだろうな。

Kさんは仕事以外の面倒なことは、後回しにするタイプ。

だから前回も忘れちゃってた。

日々の疲れのおかげで寝れないまではいかなかったけど、悶々とした夜を過ごしました。

 

迎えた翌日、予測通りに返信がない。

面倒臭いって思われてるってわかってしまうことが、とにかく悲しい。

このまま終わるのかな…。

そんな時でもお金のために仕事に行かなくてはいけない。

家に居たってモヤモヤするだけ、お金にしたほうがまだマシだ。

その想いだけで家を出る。

私はいつも職場までの道中で、コンビニに立ち寄ります。

市内までの通勤時間は約1時間、職場の近くのコンビニで仕事前に一息つきたい。

いつもこのタイミングでKさんから「おはよう」ラインが来たり、私から送ったりする時間。

わかっているけど、今日は何もない。

返事が返ってこないのに、自分から送るのも嫌…。

だけどこのまま話し合いもなく、自然消滅されるのはもっと嫌だ。

Kさんに費やした時間は5ヶ月、長くはないけど短くもない。

一度、ちゃんと話したい。

そう思って「ちゃんと話したいから、〇〇日に(Kさんのリスケ希望日)会いたい。」と、ラインを送りました。

返信が来るかはわからないけど、とりあえず仕事に向かいます。

1時間後、Kさんから返信が来ました。

「おはよー☀️〇〇日話そう。何時くらいから大丈夫?」

返信が来たことは嬉しいけど、☀️の絵文字に少しイラッとする笑

かなり心が荒んでいます…😅

まぁ、話す機会をもらえただけまだ良かったかな。

 

話す予定の前日、「明日仕事の後、どこで会う?」と23時頃にラインしました。

いつもならKさんは起きてる時間、なのに返信がない。

嫌な予感…

でも翌日も早く起きないといけないから、以前もらった睡眠導入剤を飲んでそのまま就寝する。

明け方4時ごろふと目が覚めて、携帯を確認するとKさんから深夜1時に返信が来ていた。

「今日、階段を踏み外して足を捻ってしまいました。かなり腫れていて歩くのも辛いくらいなので、明日会うのは厳しいです。ごめんなさい。」とのこと。

腫れた足の写真が添付されていました。

ため息しか出ません…。

確かに写真で足は腫れてるから、嘘ではないとは思う。

だけど夜中に送ってこなくてもいいのに。

どうせ夜遅くまで飲んでたから、深夜1時の返信なんだろうな。

そうゆう配慮のなさ、本当に気が知れない。

気が知れないと思うと同時に、結局私はその程度の存在だと思い知らされる。

そして、落ち込む。

 

今までの関係を振り返ると、Kさんは頻繁に会うことができている時は私に気持ちが向く。

会えない期間が続くと、どうでも良くなったり対応が冷たくなったりする。

そんなKさんだから私も同じ。

頻繁に会うことができれば、Kさんが気持ちのこもった連絡をしてくれるから優しくなれる。

会えない期間が続くと、Kさんが離れてるのがわかるから虚しくなる。

虚しくなるから、文句を言いたくなってしまう。

Kさんは今後もきっと変わらない。

どうやって解決できるんだろう。

会えなくても、Kさんが私をちゃんと見てくれる時は来るのかな。

きっと、会えないことを不満に感じてしまう今の私のままじゃダメだ。

さて、どうしよう…。

 

会えなくなったと言うラインには「大丈夫?仕事行くの?」と返信しました。

写真から推測するに、捻った足は左足。

運転はできるから、きっと仕事には行くんだろうなと思ってのことです。

案の定、「仕事が溜まってるから、行かないとだ。」と返ってきました。

仕事に行けるなら、運転はできるってこと。

仕事後に元々会う予定だったんだから、少しだけ話す時間をもらうことはできるよね。

この状況を続けるのは、私自身も限界。

モヤモヤをサッパリさせたい。

「本当に申し訳ないけど、仕事後に30分くらいだけどこかで話せない?」と送りました。

Kさんからは「飲みとかは無理だけど、話すのは大丈夫だよ。会おう。」とのこと。

どうにか会って話すことはできるようです。

もうハッキリしよう。

 

いざ決戦の時!笑

周りに人がいる環境で話すのも嫌だったので、広めの駐車場の車内で話すことにしました。

場所は書けませんが、桜島が見えて景色のいいところ。

お互いの職場のちょうど中間地点です。

私の方が早く終わったので、先に到着して待ちます。

車の中で待機しているとKさんから着信。

「もう着いてる?すぐ向かうよ。」とのこと。

いつもと違って、Kさんの声は硬い。

私も優しくなれないから、適当に返答する。

電話から10分足らずでKさんが到着しました。

Kさんの車に乗り込んで…ようやく話し合いです。

 

「今日はごめんね。足大丈夫?」とまず聞いてみる。

「足はかなり腫れてて、結構キツイ。」とKさん。

「・・・」沈黙になる。

沈黙を破ったのはKさん。

「仕事は本当に忙しいし、俺は会社や社員を守る義務がある。だから予定変更とかはどうすることもできない。まがりんには申し訳ないと思うけど、無理ならちゃんとまがりんを大切にしてくれる他の人の方がいいんじゃない?」とのこと。

想像以上の意見にすぐに返答ができなかった。

私はKさんが謝ってくれてまた解決できると、心の隅で思ってた。

「そんなことまで思うほど、プレッシャーを与えてたってこと?」と聞く。

「こっちだって毎回変更したいわけじゃない、だけど取引先に言われると断れる立場じゃない。だからもう約束することすら怖いと思ってしまう。」と。

「そうなんだ…。」としか言えなかった。

Kさんの中ではもう終わりにしたいんだな。

私と一緒にいたいと言う気持ちが本当だったかはわからない。

ただ私のことよりも、仕事の邪魔をされることが嫌なんだ。

たまに会うことで仕事漬けの日々のリラックスをできることよりも、仕事漬けでいたい。

そう思ってるんだろう。

Kさんが色々言ってた言葉は、嘘ではないかもしれない。

ただその場の感情で発した発言だった、それだけのことだった。

いちいち間に受ける私がバカだったんだ。

すごく悲しくなった。

そんなKさんの想いに気づかず、一人で盛り上がっていたことも恥ずかしかった。

そりゃそうだよね、既婚者だし。

今更ながら自分のバカさ加減に嫌気がさす。

だけどKさんとの関係全てを失うのは嫌だったから、食い下がってみることにする。

「私が引っ越ししたら家に来たいって言ってたのに、それも無いってこと?」と。

「今の状況でノコノコ行ったらバカでしょ。そんなことはできないよ。」と言われた。

「そっかー。」としか返答できなかった。

また沈黙。

その間に頭を巡らす。

Kさんにイライラするし、モヤモヤする。

なんで素直に受け止められないんだろう。

多分…Kさんを繋ぎ止めたいわけじゃない、ただ一人になることが嫌だった。

Nくんの時と似たような感じ。

私の前からいなくならないでほしいと言う感情。

一人になりたくない。

誰かしらと繋がっていたい。

昔、男友達に言われた言葉を思い出した。

「お前は男依存症の気があるから、気をつけろよー。」と。

そうか…そうだったんだ。

KさんでもNくんでも誰でもいい。

誰か男性と繋がっていたいと言う気持ちは、確かに強い。

だから次を探す努力は惜しまない故に、誰かしら見つかって常に男性がいる状況で今まで過ごしてきた。

普通の出会いでも、出会い系でも、パパ活でも。

確かに私はそうやって生きてきた。

41年の人生を振り返ると、男性と過ごしている時間の方が長い。

そう気づいた。

だけど気づいたところで、思考が急に変えられるわけではない。

男性依存の私が今思いつくことは、Kさんを引き止めることだった。

Kさんに「約束はしないで空いてたら、飲みにいかない?みたいな感じでもいいけど。」と言ってみる。

Kさんは「そんなのはダメだよ。俺はそんな軽い関係を望んでるわけじゃないし。」とのこと。

これ以上言っても多分ダメだ…とさすがに理解した。

「わかった。」と、今回始めてKさんの顔を見た。

それまでずっとお互い気まずくて、前を見ながら話をしてたから。

つられてKさんも始めてこっちを向いてくれて目が合う…。

気まずい雰囲気なはずなのに、驚くことにKさんは大真面目な顔をしながら「本当に綺麗な顔してるねー。」と言ってきた。

思わず笑ってしまう私、「今言うことじゃ絶対ないよねー笑」と返す。

Kさんは「いや、本当に綺麗な顔してるといつも思ってるんだよ。性格だっていいし、会ってる時は癒されるし、だからこんな俺じゃ申し訳ないなーと思って。」だって。

「なんでこのタイミングで誉め殺しするの??笑」と聞いてみる。

「ちゃんと顔見たら会ってる時の楽しさを思い出しちゃった笑 結構覚悟を決めて来たつもりだったんだけどなー。」といつものKさんだった。

いつもの空気に少しホッとして、「どうしたらいいんだろうねー?」と聞く。

「やっぱりこうしてるとまた会いたいし、一緒に居てほしいと思う。だけど、仕事のことは変えれない。それを踏まえた上でまがりんが考えて。」とKさんは言う。

少し考えて、「私はKさんと続けていきたい。Kさんからキャンセルされても、気にならないように、仕事やお友達だったり、趣味を見つけられるように動いてみることにしようかな。」

と答えました。

Kさんは「よかったー。」となぜかホッとした様子。

自分がお別れを切り出したくせに、どんな感情なのか…。

結局なんとなく…解決?した雰囲気になってしまいました😅

結局根本は何も変わってないから、今後はあまりKさんに依存しないようにしよう。

 

会った時とは別人のようなスッキリ顔のKさん。

私はまだモヤモヤ。

仕事に戻るというKさんを見送って、少し車の中で考えた。

とりあえず、現状維持はしたものの…Kさんに言われたことはかなりショックだった。

言葉や行動は、信じられるものじゃないこと。

Kさんが口だけで色々言うから、私なりに期待した。

お金の面じゃなくて、繋がりを強くしたかったから。

引っ越し先だって、本当は市内を望んでいたわけじゃない。

ただKさんの近くに行きたかったからと言うのもきっかけの一つ。

もちろん仕事の都合で度々行くことを考えたら、交通費等を考えてのこともある。

だけど大きな理由はKさんと寝たかったから。(セックスではなくて睡眠です笑)

私の家で、Kさんが寛いでる姿を見たかったから。

こうやって書くと、どうやら完全に依存症のようです…😅

Kさんとは翌週会う約束をしました。

ダメでも期待しない。

そう思って、WEBの仕事をすかさず増やしました笑

何かに追われてる状況の方が、私は向いている。

やることが溢れることが嫌だから、会社員を辞めたはずなのに。

追われていると、無意識に責任感が生まれるんです。

無駄に責任感だけが強いから、追われるとこなそうとして体調を崩す。

いつか書こうと思ってましたが、前の会社勤めの頃に「顔面神経麻痺」になったこともあります。

精神面よりも体に負担が出るタイプなんだと思います。

だから同居人ストレスで寝れなくて、睡眠障害になったりする。

色々な負の感情と向き合わないからだと思います。

普通の人はきっと、向き合って解決策を探す。

私は、ひたすら逃げる。

そして体に不調がでる。

そんな人間です。

次にKさんと会った時、どんな感情を抱くかは分かりません。

もうやっぱりダメと思うのかもしれない。

でも、それはそれでいいのかもしれません。

誰かに縋らなくても、ちゃんと生きていきたい。

男依存症から抜け出したい。

Kさんが男依存症の延長なのか、私自身に本当に気持ちが少しでもあるのか。

ちゃんと確かめたい。

そう思います。